農園訪問したコーヒー!タイ ドイトゥン

2015年にタイの北部チェンライにあるドイトゥン地区にある農園を訪問してきました。

今回はそこのコーヒーの販売を開始します。

タイ北部の地域はミャンマー、ラオス国境付近にあり、ゴールデントライアングルと呼ばれ、

アヘンの栽培がおこなわれていました。

どこの政府からも相手にされない少数民族の人々が、アヘン栽培で生計を立てていました。アヘン栽培のためこの地域の森林は破壊され、   その結果雨期になると表土が河川に流れ込み、下流で洪水を引き起こす悪循環に見舞われました。
1972年、タイのプミポン国王の母君・シーナカリン王太后が貧しい人々を助けるために設立したメーファールアン財団が、1988年に「ドイトゥン・プロジェクト」と名付け、その対策に立ち上がりました。森を復活させる植林事業に少数民族の男性を雇用し、その後マカダミアナッツと日陰で育つコーヒーの栽培も開始。女性達には陶芸・紙漉き・織物の工場を建て、職業訓練が始まりました。今では、この地域からアヘンは一掃され、彼らが作る製品は、バンコク市内や国際空港でも販売されています。

 

 

このプロジェクトのコーヒー栽培にはミカフェートの川島良彰氏が携わっており、生産性、品質の安定性に欠けていたこの産業を、大きく向上させました。私も川島氏に引率いただき、現地で勉強させてもらいました。
そこで学んだ、コーヒーのこと、コーヒー栽培にかかわる人と消費国側の人との関係性、サステイナブルな環境、関係は今でも大きく私に影響を与えています。
普段コーヒーを飲むときは、難しいことなど考えず飲んでいただければ良いと思っています。しかし、時々は生産国の人たちに思いを馳せて飲んでみてください。生産国の人たちはしっかり消費国の人たちを見ているんですよ!
お互いに向き合っていければ、よりサステイナブルな関係になると私は信じています。

お買い求めはこちらから タイ ドイトゥン

ロースト    シティー

産地      チェンライ ドイトゥン

焙煎      CAFE THE GROVE

標高      900~1350m

品種      カティモール、ティピカ

精製方法    ウォッシュト

 

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